魔法にかけられて

つくりなおし

自担に怒られた日

※この記事は2017年8月18日に書いたものです。

この記事を書くべきか、迷った。
今も半分迷いながら書いている。

私が自担にしてもらったことは、所謂「ファンサ」ではないのかも知れないし、誇るべきことじゃないのかもしれない。

私がしたことはマナー違反であるのかもしれない。でも、その時の私はああすることしかできなかったし、もしあの時の私が本当にマナー違反であったなら、本人が迷惑だと思ったら、自担は私のことを「無視する」という手段も取れたはずだ。

でも、私にはあの時の出来事を鮮明に脳に留めておける自信はないし、これから彼を担当し続けて行く限り、今回のこのことを、今の気持ちを何度も思い出していきたい。

なので、記録しておくことにする。







8月13日。MUSIC COLOSSEUM横アリ最終公演。

私にとって横アリ公演3公演目、今年のツアーはラストとなる公演だった。

幸運なことにも、スタンド西、玉千スタトロの最前列に座らせていただくことができた。

それがなんと、「キスしちゃうぞ」のペンラ色変え演出(各メンバーのパートに合わせてメンバーカラーにペンラを変える演出)の際に千賀くんのトロッコが止まる場所のすぐ近くだった。



「うわー!近くで千賀くん見れる!ファンサもらえるかな〜」くらいの気持ちで始まった最終公演。

「キスしちゃうぞ」の2曲前、「SEVEN WISHES」あたりから警備員さんが配置につき、変な緊張感が走り始めるスタンド席。

「もうすぐ来るぞ」というドキドキ感が襲い、その後の「AAO」に関してはほとんど集中できなかった。

そしてスタンド席にメンバーが上がり、ついに「キスしちゃうぞ」が始まる。

最初にこっちに来るのは玉森くんから。

周囲に玉森担は沢山いたので、とりあえず傍観。(笑) とにかく美しかった〜

そして玉森くんが通過すると、次に来るのは千賀健永。

ドキドキしすぎて吐きそうになる私。




来る。


来る。


来てる。


来てる。


来た。


来た。




ファンサマシーンと化しながら目の前を通過して行く千賀くんのトロッコ



周囲に千賀担は、少ない。



絶対にファンサが欲しい!!!!!




そう思った欲深い私は、懸命に「健永!」と叫び始めた。




ロッコが私の目の前を通るとき、チラッと見られた気はしたけど、特に何もすることなく、千賀くんのトロッコは通過して行く。






そんなの嫌だ。







そして私を通り過ぎてすぐのところで、ピタリと止まるトロッコ




ペンライトの色変え演出が始まった。




このツアーに入るのが通算4公演目だった私は、この演出に参加するとメンバーの姿を見るのに集中できないということがわかっていたので、ペンライトの電気を消し、とにかく目の前の自担を見ることに決めていた。




その間、前後のブロックに手を振る千賀くん。


周囲に千賀担は、多くない。逃したくない。


とにかく、こっちを、一瞬でも振り向いて欲しくて、私は懸命に叫び出した。







「健永!!!健永!!!健永!!!」






相棒のおとみつ曰く、私3秒ごとくらいに叫んでいたらしい。(ヤバイ)


もちろん千賀くんが「次は紫〜!」って言ったり、自分のパートを歌う際は邪魔しないように黙って待った。(見たいし)


それ以外の時は、一生懸命「健永!!!健永!!!」と叫び続けた。

もう、一生分の「健永」を使い尽くすくらいの勢いだった。


でも、全然千賀くんはこっちを向いてくれない。





そしてペンライトの演出が二周目に入った時、隣のおとみつに「健永、ずっと『なに?』って言ってるよ!?」と言われた。

千賀くんが何か言っているのはわかっていたが、きっと周囲へ「ありがとー」とか言っているのだろうと思っていた。



まさか自分の声が千賀くんに届いており、「なに?」と返事されているなんて。



だから私は更に叫んだ。





「健永!!!こっち!!!!健永!!!!千賀健永!!!!!こっちー!!!!」











そしてペンライトの演出が終わった。












その時、千賀くんがこっちを向いた。









そしてペンライトを振る仕草をしながら、

「やってよ」

と口を動かした。










声は聞こえなかった。


遠くて聞こえなかったのか、口パクで話していたのかはわからない。





表情もあまり覚えていない。

けど、私が今まで見てきた千賀くんのどの表情にも当てはめることができない、それは生身の千賀くんの表情だった。






そして私は咄嗟に、「ごめん!!!!!」と、うちわとペンライトで塞がった手を一生懸命「ごめん」の形にしながら言った。




そして千賀くんのトロッコが去っていき、私は腰から崩れ落ちた。







これが私と千賀くんの間に起きた出来事の全て。






全てというか、表情とか全然覚えてないけど。(笑)


すぐの時は千賀くんに構ってもらえたことが嬉しくて、興奮状態だった。


でもコンサートが進むにつれ、冷静になった。







私、怒られたよね???






あれはファンサじゃないのか???怒られた???注意されたよ私??


ここからコンサートを見ながら段々情緒が不安定に。


まとめてみるとこんな感じ。



【感情の流れ】

千賀くんに構ってもらえたああああ!(喜)

いや、怒られた????

怒られた…ごめんなさい…(反省)

どうしよう…これマナー違反かな…
千賀くんに悪いことしたな…(落ち込み)

もう2度と千賀くんに振り向いてもらえない…(どん底)

いや、でも本当に迷惑だったら構ってもらえないのでは?構ってもらえたってことはやっぱ嬉しかったのか?

本当は焦らして焦らして、最後にこっち向いてファンサするつもりだったけど、私がペンラの色変えてなかったから怒ったのでは??

千賀くんの焦らしプレイ(照)

てか、怒られたとか、ファンサを超えたコミュニケーションやん(興奮)

でも怒られたからやっぱ良い気はしない…周りの人にも迷惑かけたわ…(反省)






この無限ループwww


あの日から5日経った今でも、自分がよくわからない。まだこのループを繰り返してる。


でも、千賀くんが私に構ってくれたのは事実で、あの時千賀くんが私のことを見ててくれたのも、私の声が千賀くんの耳に届いていたのも事実。


だから、素直に喜んでいたいし、私はこれからもずっと千賀担として一生懸命千賀くんを応援する。それが誠意だと思う。








そして何より、千賀くんに怒られた私、今千賀くんへのリア恋を拗らせてる。(爆)


(ここからは痛い妄想トークとなります)


今まで千賀くんのこと、歳上だけど歳下みたいに思ってたところがあって、頼り甲斐のある人が好きな私は自担と付き合いたいとか思ったことなかった。

千賀くんのことは別にリア恋枠とかじゃなくて単純にアイドルとして好きだった。

でも、今回千賀くんに怒られたことで、千賀くんのことを「歳上の大人」として感じることができた。





そしてよく考えたら、私も大概アホな人なんだわ。





勝手に自分のことちゃんとした人だと思ってたけど、よく考えたら私、千賀くんよりよっぽどクレイジーなんだった。

自担が近くにいたら狂ったように叫び出しちゃうんだもん。アホだよ。




今までは、もし千賀くんが彼氏だったら、私は「もう!健永ちゃんとしてよ!」みたいな立ち位置になるんじゃないのかなって思ってたけど、今回の一件で千賀くんに対する価値観が変わった。

千賀くんが私に「もう朝賀!そんなことしたらダメでしょ!」みたいにちゃんと歳上の彼氏らしく怒ってくれるのかなって…(萌)




よくよく考えたら、千賀くんっておバカだし天然だけど、不真面目ではないもんね。常にストイック。

千賀くんのそういうところが好きなんだったわ、私。


だから、今回の一件で千賀くんに対する見方が変わって、手放しで「可愛い可愛い」とか言えなくなってしまった。

1人の人間、26歳の男性として千賀くんを見るようになってしまった。







はあ……………………………(動機)











そんな感じで、私は自担に怒られました。


ファンサのようだけど、ファンサではない。

喜ばしいことなのかもわからない。

でも、相棒のおとみつは「千賀くん笑ってはいたと思うよ!」って言ってるし、周囲の人にこの話をすると、みなさん「凄いじゃん!」って喜んでくれるし、近くにいた同担のフォロワーさんにも「千賀くんにめっちゃ構ってもらってましたよね!?」って言って頂けたり、悪いことでは無かったのかな、とは思ってます。


叫びすぎて周りの方に迷惑になっていたらそれも謝りたいです。






あと、千賀くんに「(ペンラ)やってよ!」と言われて咄嗟に自分から出た言葉が、「ごめん!!!!!」だったことに、冷静にびっくりする。

その場でちゃんと謝れたことも凄いけど、何よりタメ口使った自分がこわい。

妄想と現実の境目無くなってるよね私。

ヲタクって罪深いなあと改めて思いました。





もしこの記事を読んで気分を悪くした同担やそれ以外のキス担の方がいたら、すみません。

そしてもし、この瞬間の千賀くんを直に見ていた方(もしくは双眼鏡で見ていた方)がいたら千賀くんがどんな感じだったか教えて欲しいです。(笑)







最後に、


千賀くん、ごめんなさい!!!